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マリの涙 -1- マリアージュ 

旅の後半は首都バマコで音楽を中心とした生活であった。

アフリカといえばやはりパーカッションと踊りの文化。
時期はちょうどラマダン明けということもあって、
バマコでは数多くの結婚披露宴が開催されていた。

             

結婚披露宴(仏語圏なので「マリアージュ」)は、
新郎新婦の地元の路上や広場に天幕を張って行われる。
多い日には複数のマリアージュが近所で行われており、
それぞれの場所からは、競い合うように賑やかな音楽と歌声が聞こえてくる。

そこでは、ジェンベを中心としたパーカッション部隊がリズムを叩き出し、
グリオと呼ばれる宴を司る女性が、
丁度ハーレムの黒人教会で牧師が行う説教のような感じで、
歌をうたって参列者を盛り上げている。

宴の中心は女性である。

鮮やかな衣装で着飾った彼女達は、
パーカッションのビートに乗って踊りまくり、
時にジェンベ奏者に煽られては、
最前列に出てきて独特のダンスを順番に披露する。

その様は、内部から湧き出てくるリズムに、
身体が勝手に突き動かされているようでもある。

             

バンドのほうも、宴が盛り上がれば盛り上がるほど、
主催者である新郎新婦の親からチップをはずんでもらえるのである。

彼らの叩き出す、西洋音楽の枠では捉えきれない、
不規則なようでいて全体では絶妙にうねりを醸し出す独特のリズムが、
次第にあたりを包み込んでいく。

そして宴のテンションは、
永遠に続くかのごとく、果てしなく上がって行くのである。  

<つづく>
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マリの涙 -2- アフリカの太鼓 

いくつかのマリアージュに参加し、
マリ国立舞踊団のパーカッションと踊りの練習を見、
アフリカ音楽のライブを鑑賞して思ったのは、

「彼らがやると圧倒的にかっこいい」
「やはりドラム文化はこの人達のものだ」

という事である。

実は私も1週間ほどジェンベを習ってみたのだが、
彼らとは本来身体に組み込まれたリズムが違うというか、
中途半端にマネをするのはむしろ「かっこわるい」のではと思ってしまった。

             

たとえば、あなたがアフリカの街角で三味線を器用に弾く現地の人を見たとしよう。
(ちょっと設定に無理があるが)

「おっ、がんばってるな」とは思っても、
やはりそこには、「他人の文化を模倣している」という感は
否めないのではないだろうか。

ジェンベのレッスンは楽しかったのだが、
ドラムに関しては素直に降参して、
聴き手側に回るほうがいいのかもしれないと感じている。

(その時に作ってもらって購入したジェンベが、手元に届いてはいるのだが…)

             

それとつくづく思ったのだが、
ダンサーやシンガーという身体ひとつで何か表現できるものほど、
潔くかっこいいものはないのではないだろうか。

アフリカでは文字文化が発達しなかった代わりに、
グリオという口承文化の継承者が、
歌や音楽と共に民族の歴史を語り継いできた。

あるグリオの家系の人に話しを聞いた時に
とても印象的な言葉があった。

「人は文字を使うと頭が悪くなる」

             

そして私は、
こうやって旅の記録を書き綴りながら考えている。

「はたして自分は、何も道具を使わず身体ひとつで、
 何かを表現し伝えることができるであろうか」 と。

<つづく>
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マリの涙 -3- 別れ 

マリでの生活も終わりを迎えようとしていた。

当初予定されていて楽しみにしていた「アフリカン・パーカッションフェスティバル」は、
主催者の都合か資金的な問題かもわからないまま延期され続け、
ついぞ滞在期間中には見ることができなかった。

まあ、これも含めてアフリカという事か。

その代わりに、地元のミュージシャンのライブを毎晩見に行き、
その歌うスタイルや楽器の成り立ちから、
いかに彼らの音楽が、生活に密着して発展してきたかを感じた。

更に、アフリカの女性が踊り始めると、
尻が「明らかに別の意思を持った生命体」と化し、
凄まじく激しい動きでこちらを誘うのを、幾度となく目撃した。

人々の生活は、いつも音楽と踊りと共にある。

             

空気は乾いて埃っぽい、
水道や電気はすぐ止まる(もしくは「ない」)、
交通ルールは無茶苦茶、
冷えたビールは簡単には手に入らない。

でも人々はたくましく生き、
音楽を楽しみ、
子供達は人懐っこくとてもかわいかった。

翻弄されながらも充実した約1ヶ月の生活を終え、
深夜の空港に向かう途中、
乾季のマリで突然の雨が降り始めた。

ああ、そうだったのか…
別れはいつも寂しいけれど、
マリ、いつかまた逢おうね。

古くからの言い伝えにもあると聞いた。

「アフリカの水を飲んだものは、またアフリカに帰る」 と。 

<マリの涙・完>
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マリの涙 番外編 

アフリカシリーズも最後なので、写真を少々。

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マリアージュで踊りまくる女性達。

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パーカッションの練習をするコンゴから来たバンド。凄まじいリズムを簡単に叩いてました。

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お昼はいつもこんな感じ。「アフリカ風かけ御飯」のようなものを皆で手ですくって食べます。

<アフリカ編・おしまい!>

南米編
もどうぞ。

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